2月です! インフルの猛威もまだまだこれから、皆さん気をつけて!
投稿日: 2012/02/02 2:32:40
2012年1月16日、オランダのチェンバロ奏者、グフタフ レオンハルト死去[83歳
新聞で知りました。とてもショックでした(~~)
バロック音楽の権威としていつも追いかけ、その演奏から勉強させていただきました。
去年まで高齢を押して来日公演を行っていましたが、もうLiveでの演奏を聴くことはできません。
あの深い森のようなバロック期の作品群に限定した研究と演奏は、20-21世紀に架けての人類の
宝だと言っても過言ではないと私は思っています。
フレスコバルディやバッハの演奏は特に好きで、新しい発見に満ちていました。
武満 徹氏、グールド、ピアソラの時と同じ悲しみです。
まだ持っていないCDを手に入れなきゃ!
心よりご冥福をお祈りいたします。
グスタフ・レオンハルト(Gustav Leonhardt, 1928年5月30日 - 2012年1月16日)は、オランダの鍵盤楽器奏者・指揮者・教育者。ピリオド楽器による古楽演奏運動の第一人者にして指導者である。オルガンやクラヴィオルガヌム、フォルテピアノ、クラヴィコードによっても録音を残しているが、とりわけチェンバロ奏者として名高い。
スウェーデン系の富裕な実業家の家庭に生まれ、妹トゥルーデリース(Trudelies Leonhardt)もフォルテピアノ奏者として、演奏活動や録音活動に取り組んだ。1967年の映画『アンナ・マクダレーナ・バッハの日記』にヨハン・ゼバスティアン・バッハ役で出演し、クラヴィーア演奏の腕前を披露している。娘のカトリーン・レオンハルトも、バッハの長女・カトリーヌ・ドロテア役で1シーンだけ演じている。
ス・フラーフェラントの生まれ。1947年から1950年までバーゼル・スコラ・カントルムにてチェンバロをエドゥアルト・ミュラーに師事。1950年にウィーンにおいてチェンバロ奏者としてデビューを果たし、同地で音楽学を学ぶ。1952年から1955年までウィーン音楽アカデミーにて、また1954年よりアムステルダム音楽院にてチェンバロ教授に就任。教会オルガニストも兼務している。
1950年代初頭に初めてバッハのチェンバロ作品を録音し、これによって名チェンバロ奏者として、また華麗なバッハ演奏家としての名声を確立する。1954年にレオンハルト・バロック・アンサンブルを率いて、イギリス往年のカウンターテノールのアルフレッド・デラーと共演し、バッハのカンタータ2曲の先駆的な録音を行った。このアンサンブルには、夫人のマリー・レオンハルトとエドゥアルト・メルクス(いずれもバロック・ヴァイオリン)、アリーチェ・ホフェルナー(ヴィオラ)、ニコラウス・アーノンクール(チェロ)、ミシェル・ピゲ(バロック・オーボエ)が参加している。
レオンハルトはバロックから古典派に至るさまざまな楽曲を演奏・録音してきたものの、1971年から1990年まで20年がかりでアーノンクールと分担で録音した、バッハのカンタータ全集の指揮者としてとりわけ著名である。
チェンバロ奏者としては、バッハ作品のほかに、フランス・クラヴサン楽派やフレスコバルディの作品の録音でも知られている。