CDライナーノーツ

 「Arrengement for Guitar 」 ライナーノート



このアルバムを作るにあったて・・・



 9年ぶりのSolo Guitarのアルバムです。テーマは「心の安らぎと祈り」やっと探し当てたテーマのような気がします。コロナもありましたが随分と時間が掛りました。



 楽器を弾くこと・・・これは現存の地球上での生命体の中では人類が唯一存在。そして「祈る」という行為を行うのも、私の知る限りではおそらく人類だけの行為だと思います。楽器を弾く理由もそうですが、祈りに託すことも様々でしょう。合格祈願、商売繁盛、家内安全、様々な無事を祈り、助けを求めたり・・・安らかな眠りに着くことを祈る・・・・そこには無形の何も期待する物理現象などありはしないのですが。。。(あったらちょっとコワイ方面に行きますね)

人は様々な場面で様々な対象の向って祈ります。特定の神や自然の中の神、先に逝ってしまった愛情注いだ生き物、肉親、ご先祖様、などなど・・・

 そしてこの「祈り」という行為自体が、人を人たる象徴の一つとして存在していると考えるところです。そこには過去も現在も未来も、その個人の中では同時的に存在して人は一瞬かも知れませんが、純粋な時間を過ごすのでではないでしょうか?(この純粋さを利用して金儲けに下る輩など不届きものが世の中に存在するのも事実です)



私にとって楽器を弾くということはこの純粋さを求めた「祈り」に近ずくことなのかも知れないと思う今日この頃です。



曲目解説

1&12: Pavane 4&6(バロックギターを使用)   Luis Milan

 ルイス・デ・ミラン1500年頃 – 没年不詳)は、スペイン ルネッサンス時代の作曲家、ビウエラ奏者。ミランは、15世紀から16世紀にかけてイベリア半島およびイタリアの一部で用いられていた楽器であるビウエラ・ダ・マーノのための音楽を出版した歴史上最初の人物です。また、ミランは自作の音楽について、言葉によってテンポを指定した最初の作曲家のうちの一人でもあります Pavaneは当時の舞曲



2.3.4: Toccata・ Allegro ・Rondo (バロックギター) Santiago de murcia

 サンティアゴ・デ・ムルシアの生涯についての詳細はほとんど知られていませんでした。スペインマドリード生まれ、バロック時代のギター奏者であり、作曲家



5.6: Cello Sonata (モダンギター) Gyorgy Ligeti

 ジョルジ・リゲティ(1923-2006)は、ハンガリーオーストリア人の現代音楽作曲家クラシック音楽で実験的な作品を多く残しました。スタンリー・キューブリック監督は映画「2001年宇宙の旅」、「シャイニング」、「アイズ・ワイド・シャット」などでリゲティの音楽を使用したため、その音楽はクラシック音楽を越えて広く知られてます。ジェルジ・リゲティとも表記されることが多いです。 このチエロソナタはギタリストのK・Tosidisにとってギターへアレンジされました。個人的にはブリテンのノクターナルに匹敵するギターレパートリーになると思う完成度です。


7: Old Friends (モダンギター) Saimon &Garfunkel

 いわずと知れたポップスの名曲。名手M・バルエコの美しいアレンジに少々手を加えました。



8:Letter from home (モダンギター) Pat Metheny

 アメリカのJazz界でマイルスたち同様に間違いなく歴史に残るギタリスト、パットの美しい名曲、調性の概念ギリギリのところで美しい響きを作り上げる彼の作曲能力は全てのジャンルウィ越えて素晴らしいものです。



9.10.11: Pari intervallo・Fur Allina・Spiegel im Spiegel (10弦モダンギター&エレクトリックギター) Alvo Part

 アルヴォ・ペルト1935~)は、エストニア生まれの作曲家しばしばミニマリズムの楽派に属する一人とされるが初期には12音技法を用いた無調の時代もありました。以前のそれとは根本的に相違する作曲技法を編み出したペルトはそれをティンティナブリの様式(以下「ティンティナブリ」)と呼んでいます。(ティンティナブリは「鈴声」の意)。

この音楽を特徴付ける性質として、簡素な和声がある。非装飾音符三和音がしばしば用いられ、それらは西洋音楽の根柢を成すものです。この様式は、ティンティナブリという名前の所以である「鈴の鳴るさま」を髣髴させ、ティンティナブリはやはり単純なリズムを持ち、テンポは常に一定を保ちます。古楽の影響は明瞭であり、同時期の作品におけるもう一つの特徴として、宗教的なテクストが作品中でしばしば用いられるものの、そのほとんどの場合において、母国語であるエストニア語の代わりにラテン語またはスラヴ系の正教会の奉神礼に使われる教会スラヴ語が用いられていることが挙げられます。

 ペルトはこのティンティナブリ以降の諸作品によって最もよく知られ、絶大な人気を博しています。数々の賞を受賞しており、日本においては2014年高松宮殿下記念世界文化賞受賞のために来日しております。

 この曲たちを是非ギターで弾いてみたいという強い欲望は2018年ころから始り、ギターに編曲して様々なところで演奏してきた結果、この3曲を収録することとなりました。

特に11曲目のSpiegel im Spiegel (鏡の中の鏡)は美しく単純なメロディーとハーモニーが時と共に少しずつ増えていき、まるで鏡の中のに永遠に映る鏡の映像の様です。



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 我らがCheap Peopleの2nd album「Moon」が完成しました!

YouTubeでは9月初旬とお伝えしましたが、なんと2週間も早く完成いたしました(^^)

折からの戦争と内政のふがいなさからの円安で、CDプレスの価格も倍近く上がってしまいましたが、何とか価格を抑えるようカバー関係をコストダウンしました。ですのでライナーに関しては、こちら(FB)とWebで失礼いたします。

1:Cheap People

これはこのバンドのテーマ曲。サビの(We are rock cheap people)が印象的な曲です。

2:Hope

これは第一期のこのバンドの完成形の曲、H・o・p・eは「俺たち一生懸命最後まで演奏するぜ!」の英文の頭文字を合わせたモノ

3:月の砂漠

Cheap初のバラード・・・バラードと言って全然おとなしくはない・・・・は・は・は・・・でもDR:k Rockフェスでは良い曲だね~って褒めて貰ったのだ(^^)

4:Cheap・Funk

第2期Cheap Peopleのアプローチとして書かれた曲、ハード&ファンキーという新しいジャンルを確立

5:Suprestition

4曲目同様に新しいアプローチとツェッペリン風マッシュアップがカッコいい!!

6:自由なジャムの道

これは元々Cheapが演っていた曲!ヤンチャ(結構性格出るよね)なベースソロ&年を重ねてスティーブ・ガットのように歌うドラムソロが秀悦だ(^^)

個人的には5&6は先日亡くなった不世出なギタリスト「ジェフ・べック」にささげたいと思っています。

しかしそれを真似して悦に至るほどの世界は好きではないので、傍らにフトそれらしきものをちりばめたソロを録っています。6のハーモニクスなんかは必聴だと思いますよ(^^)各曲のGソロ

はいつも通り弾けるもんなら弾いてみろ状態です(^^)

作詞作曲 三浦浩

全ての編曲 Cheap People

ということで皆様、是非御手に取って聴いてください!!

元気が出るっこと間違いなし!!是非通勤、通学、主婦のお仕事のおそばに(^^)

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