今日はちょっと音楽のお話・・・以前私が教えていた音楽学校に作曲家の武満徹氏が講演に来たときの話。 ある生徒が「武満さんの音楽はホラー映画の音楽に似ていますが、ホラー映画音楽は好きなのですか?」と質問。 ...武満氏「君はどのホラー映画のどの音楽と私の音楽が似てるというのですか?」 生徒 「いや、なんとなくです・・・」 武満氏「いいですか、誠実に音楽に向かっている作曲家は皆命がけで音楽を書いております。 それを何の確かな根拠もなく雰囲気だけで似ているというのは音楽を勉強するものとしてあまりにも勉強不足であり、音楽家に対して非常に無礼な態度です。」 これはとても当たり前のことを氏は言っております。 たとえば、「一部のマニアックな現代音楽を機械的に演奏する」とか・・・ 作曲家がそこまでして作り上げた作品はもちろん我々も全身全霊で何年も研究し演奏します。 最後に指揮者の小澤征爾氏の言葉 皆が良いと言ってるから素晴らしいとは限らないのです。当たり前ですが・・・ さて、来る12月10日(土) 杉並のSKホールで開催されます私どものコンサートのお知らせです。 題して「ヴァイオリン チェロ ギターの新たな世界」 3人の近現代の作曲家の作品を演奏いたします。 これらの作品群をギターソロ、デュオ、トリオで演奏致します。 日本では本当に滅多に聞けるプログラムではありません。 是非お誘い併せの上会場に足をお運び願えますと幸いです。 |