12月です!今年も一年お世話になりました! 感謝いたします!

2016/11/30 17:02 に Hiroshi Miura が投稿
今日はちょっと音楽のお話・・・以前私が教えていた音楽学校に作曲家の武満徹氏が講演に来たときの話。

ある生徒が「武満さんの音楽はホラー映画の音楽に似ていますが、ホラー映画音楽は好きなのですか?」と質問。

...

武満氏「君はどのホラー映画のどの音楽と私の音楽が似てるというのですか?」

生徒 「いや、なんとなくです・・・」

武満氏「いいですか、誠実に音楽に向かっている作曲家は皆命がけで音楽を書いております。 それを何の確かな根拠もなく雰囲気だけで似ているというのは音楽を勉強するものとしてあまりにも勉強不足であり、音楽家に対して非常に無礼な態度です。」

これはとても当たり前のことを氏は言っております。
しかし最近ネット上でアマチュアの方ならいたし方ありませんが、1部のプロの方々までこの生徒のようなことを平気で言っているのです。

たとえば、「一部のマニアックな現代音楽を機械的に演奏する」とか・・・
一部のマニアックな現代音楽とは何か・・・前述したとうり作曲家とは命がけで曲を書いています。それは現在も過去も変わりありません。このような言い方をネットなどの公の場にプロの音楽家が掲載する・・・・そこには恣意的な意図を感じてしまいます。
現在、演奏家のレベルは世界的に非常にレベルが上がっており、動画を閲覧しても機械的な演奏(意図しての場合は除く)など見たことも聴いたこともありません。
そこにはジャンルの垣根も時間の経過も名の有無もありません。あるのは誠実に音楽に向かっている人の姿です!

作曲家がそこまでして作り上げた作品はもちろん我々も全身全霊で何年も研究し演奏します。
それはバッハなどの過去の作品から、現在の作品まで変わりありません。

最後に指揮者の小澤征爾氏の言葉
「芸術は多くの人の意見より、少数の人の意見のほうが、正しくことが多々ある」

皆が良いと言ってるから素晴らしいとは限らないのです。当たり前ですが・・・

さて、来る12月10日(土) 杉並のSKホールで開催されます私どものコンサートのお知らせです。

題して「ヴァイオリン チェロ ギターの新たな世界」

3人の近現代の作曲家の作品を演奏いたします。
2014年に高松宮世界文化賞音楽部門で受賞したエストニアの作曲家ぺルトの作品は現代と言えど、解りやすい心に浸みる作品で、オリジナルは他の楽器ですが、ギターを使って編曲しました。イタリアのウゴレッティの作品は静と動を兼ね備えた作品でちょっと茶目っ気もあります。オネゲルの作品はフランス近代であるにも関わらずドゥビッシー、ラヴェルなどの印象派とは一線を画しています。

これらの作品群をギターソロ、デュオ、トリオで演奏致します。

日本では本当に滅多に聞けるプログラムではありません。

是非お誘い併せの上会場に足をお運び願えますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

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