Paco de lucia がこの世を去って行ってしまった・・・・ まだ66歳という年齢、まだまだ私たちにギターを聴かせてくれると信じていたのに・・・ 武満徹、ピアソラ、グールドなど皆、遠くに行くにはが早すぎはしないか? 先日私たちはジム・ホールとお別れしたばかりなのに・・... フラメンコの世界はいわゆる商業音楽とは一線を画くしていると私は理解している。 10代20代のアイドルが言う「みんなを元気に」なんて(まーそれはそれ誤解のないように)言葉で網羅できる世界ではない。 日本の能の世界のように綿々と受け継がれ改革されそれに携わる人たちの人生のすべてが凝縮させた世界だろうと思う。 私の知る限り最近までフラメンコには他の西洋音楽のようないわゆる感傷的なバラードのような曲はない、おそらくそこにはスペインの侵略や戦争の歴史が関係するスペイン人独特の強さが音楽に出ているのかも知れない。 20世紀から21世紀をギター片手に駆けぬけフラメンコとギター音楽の素晴らしさを教えてくれたPaco de lucia 、音楽は人にしか出来ない。人類はまた一人大切な人を失った。 とても悲しいけど・・・ Paco ”ole” |